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泡瀬干潟の埋立工事で公金支出差止めを不服として、県と市が控訴した裁判で高等裁判所の裁判官が8日、泡瀬干潟の状況を調査しました。

現地調査は、福岡高裁那覇支部が実施したもので、河辺義典裁判長とほか2人の裁判官。そして県や沖縄市の担当者埋め立てに反対している住民の代表などあわせて50人が参加しました。

まず県や市側が泡瀬干潟の埋立工事の進捗状況を説明。そして工事現場で埋立事業が沖縄市や県にもたらす経済効果など、経済的合理性を主張しました。

一方、住民側は、一審・那覇地裁が示した経済的合理性がない事を説明し、干潟では貴重な生き物が生息するこの場所が、埋立工事によってですでに環境に影響が出ていると工事の中止を主張しました裁判は7月23日で結審し2009年秋にも判決が言い渡される見込みです。