お母さん「まともに磨いたことがないのでちょっとやばいかなと」「グズッたらお菓子をあげたら静かになるのでついついお菓子を(あげてしまう)」
そうそう子どもは歯磨き大嫌い〜。でも、おやつは大好き。でも、虫歯は心配だし。浦添市で行なわれた「子どもの歯」についての講習会。お母さん達に熱心に講義をするのは、島袋郁子先生。沖縄に来て10年という郁子先生。子どもの虫歯がとても多いとされる、沖縄の現状を見て、なんとかしなければと日々県内外を飛び回っています。
島袋郁子先生「歯ブラシで虫歯予防ができると私は思っていません歯磨きさえすればと思っていたらガクッとなりますよ」
歯磨きが虫歯予防ではない?!えっ!!うそー??
島袋郁子先生「歯磨きではなくどんな風に食べているかお砂糖おやつをどんな風にとっているかそっちのほうが重要歯を磨けば虫歯にならないということではない」
おやっ?お姉さん達楽しくクッキングですか〜。はい。でもここは歯医者さん。お姉さん達も、みなさん歯科衛生士さんたちです。実は、この日歯医者さんはお休み。なのですが、お休みの日も郁子先生の活動は止まりません。
こちらのクリニックでは歯育てを考えています。この日開かれていたのは「まんまん教室」子どもの歯に最も大切な『正しく食べる』ということを教えています。ではここで郁子先生から問題。
子どものおやつに甘いものは必要?やっぱりおやつにはホットケーキとかプリンとか・・いいえ。子どものおやつは食事のうち。甘いものは必要ありません。おやつには手作りお菓子がいい?お母さんの愛情一杯の手作りクッキーとか嬉しいですね〜 手作りでも砂糖が入っていれば歯に与える影響は一緒です。
歯科衛生士さん「手作りおやつがめんどくさくても冷凍かぼちゃを袋ごとチンしてつぶして丸めただけ」
この日は、餃子の皮で作ったピザやご飯に青海苔や桜海老を入れて焼いたおやきなど、食事の延長としてのおやつが並びました。
島袋郁子先生「食がしっかりしていると虫歯に成りにくい口に育つのではないか」
実は沖縄の場合、3歳児の半数近くが既に虫歯にかかっているという状態。その数は、全国でもワースト1。なぜなのでしょうか。
島袋郁子先生「(沖縄の場合)暑い気候で清涼飲料水とかアイスとかとても身近で自然になっている」
幼い時期から、砂糖の摂取が習慣になっていることが一つの要因だといわれています。さて、お母さんお父さん、歯医者さんとはどんなところだとお考えですか?虫歯治療ではなく。子どもの場合、健康な歯を作る手助けをしてもらう場所。上下4本づつ生えそろったら、歯医者さんを訪れる。ということで、うちの子人生初の歯医者さんです。
あらら、おうちでもこんな状態ですか?そうなんです。心を鬼にして毎日歯磨き・・・涙)
島袋郁子先生「前歯のウラから虫歯になりやすいけれど、ちょっとなりかけている心配なところがある」
Q、歯がくすんでいるのは歯垢?島袋郁子先生「歯垢が結構ついていてちょっと歯がモワーンと見える」
虫歯予備軍と診断されて、かなりショックでした。黒い虫歯というのはもう出遅れということなんですね。こちらでは、食生活などの問診のあと、歯の状態を見て郁子先生がその子に合った歯のケアをしっかりアドバイスしてくれます。歯医者さんは虫歯になってからいくところではないんですね〜
島袋郁子先生「子どもの虫歯は予防できるのでその予防をするのは親だということを意識してほしいですね」