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石垣市で23日、戦時中のマラリアによる犠牲者を追悼する式が行われました。八重山では、住民が当時、マラリアが蔓延していた山間地に強制避難させられ、3600人がマラリアに感染して死亡しました。
23日に行われた追悼式には、マラリアによって親や兄弟を亡くした遺族らが参列し、犠牲者の冥福を祈りました。八重山戦争マラリア遺族会の篠原武夫会長はあいさつの中で、「医療対策も何もない避難地では住民はマラリアにかかり、死を待つばかりだった」と語りました。
また、大浜長照石垣市長は、「人間によって作られた戦争は人間によって無くすことが出来ると信じる」と述べ、平和への誓いを新たにしていました。