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県議会は6月に発足100年を迎え、議会としてなお一層の献身を誓うことを決議しました。

議会100年の行事は県立芸術大学の学生35人による「かじゃでぃ風節」や「辺野喜節」など、琉球古典音楽の演奏で幕が開けました。

傍聴席で元立法院議員や元県議会議員が見守る中、高嶺善伸議長が悲惨な沖縄戦の廃墟から郷土復興に立ち上がった沖縄の歴史を振り返り「次代に向けて県議会が恒久平和の実現に取り組む」と決意を述べました。

その後6月定例会が開会し、玉城義和副議長が「県民の負託にこたえるべく、なお一層の献身を誓う」とする議会100年に関する決議を提案し、全会一致で可決しました。

式典に招かれた元立法院議員・崎浜盛永さんは「諸議案の提案権からすべてを立法院議会が握っていた。ところがアメリカは拒否権を持っていたため、まさに占領政治でしかなかった」と話し、元県議会議員の村山盛信さんは「党派が違うと認めたくても認められない時代だった。(今は)だいぶ民主的になって超党派的な運営をやっておられるようで」と当時を振り返っていました。

議会100年のセレモニーには元立法議員や元県議会議員、元県議会事務局長らも招かれ、現職の県議と記念撮影をした他、記念植樹や泡盛を注いで100年古酒づくりなどが行なわれました。

またロビーには立法院時代や県議会関係の写真や資料も展示され、議員や参加者らは沖縄戦や異民族支配、復帰という歴史を乗り越え、100年という節目を刻んだ県議会を祝っていました。