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幼虫がソテツの新芽を食べるクロマダラソテツシジミが多良間島全域で大量に発生していて、ソテツへの被害が拡がり始めています。

クロマダラソテツシジミはもともとは東南アジアに生息しているチョウで、国内では1990年代前半に本島南部で初めて確認されました。幼虫がソテツの新芽を食べるため観賞用のソテツに被害を与えていて宮古島でも数年前に初めて見つかりました。

多良間島では、6月始め頃から公共施設や民家の庭先、牧草地の垣根などに植えられているソテツに、羽化したクロマダラソテツシジミが群れている様子が確認されています。島のソテツはリュウキュウマツやフクギと並び、島の独特の自然景観を作りだしているため、被害の拡大が懸念されています。