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旧暦5月4日の27日、県内各地で大漁と航海安全を祈願するハーリーが行われました。ウミンチュの街、糸満市では、500年余りの歴史を持つハーレーが糸満漁港で行われ、たくさんの人で賑わいました。

ハーレー最大の名誉とされるウグヮンバーレーには西村、中村、新島の3つの地区が出場。小高い丘のサンティンモーから振り下ろされる旗を合図に、ウミンチュたちがハーレー舟を一斉に漕ぎ出し、力強い櫂さばきを見せていました。そして優勝は西村。その後、西村を先頭にウミンチュたちが白銀堂を訪れ、優勝報告の歌と踊りを奉納しました。沖縄地方は梅雨の真っ只中ですが、青空の下、青年団ハーレーや職場対抗戦などで終日、にぎわいました。

また、石垣市の石垣漁港は前日の雨も上がり、会場には多くの市民や観光客が訪れました。大会には中学生から一般まで120チームあまりが参加。中でも一番の注目はハーリー船を転覆させるこの転覆ハーリーで、観客からひときわ大きな歓声が上がっていました。