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ボランティアで遺骨収集を行うNPO法人の代表らが16日に厚生労働省を訪ね、収集作業員に失業者やホームレスを雇用し、その人件費を国が負担するよう要請しました。舛添厚生労働大臣を訪ねたのは沖縄戦で犠牲になった人の遺骨収集を行っているNPO法人「ガマフヤー」の具志堅隆松代表らです。

具志堅代表は現在、那覇市の委託で行っている真嘉比の区画整理地区での遺骨収集作業に失業者やホームレスを雇用し、その人件費を国が負担するよう資金の助成を要請しました。これを受けて舛添大臣は「県や那覇市など地元から要望があれば、緊急雇用創出事業として支援できる。県からの事業計画書を待ちたい」と前向きな考えを示しました。

要請後、具志堅代表は記者団に対し「沖縄に帰ったらすぐに仲井真知事に面会を申し入れ、大臣との面談の内容と事業計画を伝えようと思う」と述べました。

具志堅代表は「発掘収集作業員として多くの人を雇用できる」と期待を寄せています。