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国の重要文化財に指定されている那覇市壷屋の登り窯「東ヌ窯」が先週の雨で崩壊し、12日に文化庁文化財部の職員たちが訪れ、崩壊した窯や窯とともに文化財になっている母屋などの状況を確認しました。
「東ヌ窯」は17世紀後半に造られたもので、琉球国王から拝領した由緒ある窯として壷屋のシンボル的な存在となっています。ところが3月8日、老朽化に加え、5日から降り続いた雨でほとんどの部分が屋根から崩れ落ちました。
文化庁の担当者は「国としては修理事業にいつでも着手できる状態でいるので、関係者の皆さんが補助事業として着手できる体制を整えてから修理に着手していきたい」と話しています。
工事にはおよそ3億から4億程度かかると見られますが、このうち2割は県と市、所有者が負担しなくてはならず、復元作業に着手するには費用を巡って調整が必要になります。