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石垣市の大浜長照市長らが11日に県庁を訪れ、県立病院を独立行政法人にしないよう要請しました。要請したのは大浜石垣市長と竹富町、与那国町の町長、それに3市町議会の代表です。

この中で大浜市長は、7日に開いた八重山郡民総決起大会の決議文を手渡し、「独立行政法人化は不採算部門の離島へき地医療を切り捨てるもの。命と利益を比較せず、島々で安心して医療が受けられる県立病院を維持すべきだ」と要請しました。

これに対して仲里全輝副知事は、「なぜ断固反対なのか分からない。病院事業だからといって無駄があっていいわけがない」と答えました。

この副知事の発言に竹富町の川満栄長町長と与那国の外間守吉町長が、「住民の命を見捨てる発言だ」と反発しました。要請後、大浜市長は取材に対し、「(私たちは)だんだん医療が崩壊していくことを見抜いているわけなんですが、県ではどうもそこを適当にきれいな言葉で飾っているようで、非常に私たちとしては危機を感じている」と述べました。

あす12日には、宮古島市議会が同様の議会決議を携えて、県に要請する予定です。