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県が国頭村で計画している林道建設を巡り、10日の県議会予算特別委員会では、野党議員から計画の見直しを求める厳しい声が上がりました。この中で社大ニライの会・比嘉京子県議は「これまでの林道建設がどうあったのかということをまず検証してください」と質しました。
審議されているのは、県が国頭村で2009年度に着工する総延長およそ1.2キロの2本の県営林道です。
10日の県議会予算特別委員会で、県の護得久農林水産部長は、問題となっている林道の建設費を含む2009年度の林道費の予算を説明。野党議員からは公共工事ありきの事業だと指摘せざるを得ないと、計画の見直しを求める声が次々と上がりました。
これに対して県側は、赤土の流出状況などをチェックする監視員を工事現場に配置するなど、丁寧な工法で対応していきたいと環境への配慮を強調しました。
護得久友子農林水産部長は「林道開設後、適正な管理をすることによって生態系の回復は図られていると認識しております」と説明。県議会で多数を占める野党6会派は予算の削除を求める方針を固めていて、今後、県としては厳しい判断が求められることになりそうです。