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アメリカ海軍は4日、軍艦2隻を4月1日から3日にかけて石垣港に寄港させると地元に伝えていたことがわかりました。石垣市の大浜市長は、民間港の軍事利用に強く反対しています。

アメリカ海軍が石垣港への寄港を伝えてきたのは海中の機雷を除去するための掃海艦パトリオットとガーディアンです。長崎の佐世保基地に所属するこの2隻は2007年6月にも地元の自粛要請を無視し、与那国の祖納港に入港しました。寄港の目的について、海軍は今回も前回同様「乗組員の休養と友好親善」と説明しています。

4日にケビンメア在沖アメリカ総領事から連絡を受けた石垣市の大浜長照市長は「民間港の軍事利用は認められない」と寄港に反対しています。大浜長照石垣市長は「港湾管理上、反対の立場。一方的に押しつけて、地域の住民が反対してるのに無理やり入ってくるというのは安保条約の主旨からも逸脱していると思う」と話しています。

軍艦の寄港は民間の港や空港のアメリカ軍の使用を認めている日米地位協定第5条を根拠に行われますが、住民の反発を無視した強引なやり方は2年前と同じように大きな反発や混乱を招く可能性もあります。