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国内で発生する竜巻の5分の1が沖縄で観測されている事実をご存知でしょうか?こうした竜巻や雷が発生するメカニズムを紹介するシンポジウムが4日、那覇市で開かれました。

2008年7月に名護市辺野古で発生した竜巻。竜巻によって海面に大きな水しぶきが立っているのが確認できます。一方、7月に神戸市の都賀川で起きた大雨による増水。事故の30分程前には川辺を歩く人の姿もありますが、それから間もなく襲ってきた鉄砲水によって、子どもを含む5人が命を落としました。

こうした突然の大雨や竜巻、そして雷はすべて積乱雲がもたらす現象。気象庁の加藤輝之研究員はその発生のメカニズムを風呂釜に例えて分かりやすく説明しました。

加藤研究員「下から加熱します。そうすると下から温まってきて温かい水が上にあがって、冷たい水が下に降りてくる。それを実際の大気に当てはめる。太陽が出てくると日射によって地面が加熱される。そうすると下が暖かくて上が冷たい。こうして積乱雲が発生する。」

暖かい気候で積乱雲が出来やすい沖縄。講演を聞いた消防士たちはいつ起こるか分からない自然災害に気を引き締め直している様子でした。