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沖縄防衛局の真部朗局長は29日の定例記者会見で、2008年夏に実施した普天間基地を離着陸するアメリカ軍機の飛行ルートの調査結果について「わずか4日間の調査では評価は難しい」と述べました。

沖縄防衛局は2008年8月末から4日間、普天間基地を離着陸するアメリカ軍機の飛行ルートを調査。その結果を27日に内閣府で開かれた政府と県の実務者で作る会合で公表しました。この調査では、アメリカ軍機が規定のルートを外れて住宅地の上空を飛んでいることがはっきりと確認されています。

沖縄防衛局の真部局長は29日の会見でこの事実を認めた上で「わずか4日間の調査では評価するのは難しい」と述べました。そして「来年度(2009年度)に、より綿密に調査を行い、普天間基地の危険性の除去に向けたアメリカ側との話し合いに生かす」との方針を示しました。

一方、辺野古への新基地建設や海兵隊のグアムへの移転について、2月に日米両政府が新たな協定を結ぶことについては「日米合意を実行するための法的な担保になる」と述べました。