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さて、今年も島にこの神様がやってきました。今年1年の厄払いと無病息災を願う宮古島市上野の伝統行事「サティパロウ」が20日に行われました。
国の重要無形文化財「サティパロウ」は旧暦の12月最後の丑の日に行われています。夕方、女性たちが『ニーマガー』と呼ばれる井戸の前に集まり、腰と頭につる草をまとって出発。厄払いの神様、パーントゥーを先頭に女性たちが両手に持ったヤブニッケイの小枝をすり合わせ、「ホーイホイ」と声をあげながら練り歩きます。
そして厄が集まるとされる四辻でパーントゥを囲み叫びながら厄を追い払うなどおよそ1時間かけて集落を練り歩き、1年の無病息災を願っていました。「ホーイホイ」という掛け声と小枝をすり合わせたときの音に、災いを追い払う力があるということです。