きのうおこなれたバイクトライアルの沖縄南部大会。この競技に青春をかける一人の高校生を取材しました。試合会場は周囲を海に囲まれた南城市奥武島。バイクトライアルとは、岩場など自然の地形を利用して作ったコースをサドルのない専用の自転車でいかに足をつかずに走りきるかを競うあう競技
。今回の大会で最もレベルの高いコースはエキスパートクラス。長年競技をやっている方でもクリアには一苦労です。このコースをなんなくクリアする高校生がいます。南部工業高校1年の田島哲太くんです。
怪我がつきもののバイクトライアル。
田島哲太選手「指を6年生ころ、練習中にチェーンに挟んで切断して」
人差し指の先端を切断し、つなげる手術もしましたが競技に対する気持ちは消えません。
沖縄自転車トライアル協会・玉城岩夫さん「自分でビデオを見て研究し、自宅で自分なりのコースを設けて、それを何回も、朝から晩まで日がくれるまでやっている」
人一倍の練習量で、高いバランス感覚を身につけました。
さらに意識を高めたのは去年初出場した世界選手権。オープンクラスで見事7位に入賞しましたが、さらに上のプロのクラスの競技力に圧倒されました。
田島哲太選手「自分と走っているコースとは何倍も違うコースを走っているので、がんばって上手になれるようになりたいです。(Q:目標は?)表彰台に立つことです」
一方、去年から競技を始めたのは妹の心さん。県内では初の女性選手です。きのうは男性も混じるビギナークラスで見事優勝しました。
田島心選手「お兄ちゃんみたいに世界大会に出て、5位までに入りたいと思います」
この日の最終コース。あまりの難易度の高さに一人もクリアできないまま、田島くんの出番がやってきました。
見事クリアです。世界を目指す田島兄弟の活躍に、今後も大注目です。
キングス首位で折り返し
続いてはバスケットのbjリーグ。土曜日は高さのある滋賀に黒星を喫した琉球キングス。しかし、きのうはしっかり修正し、勝利をつかみました
菅原選手「座右の銘のやられたらやり返す、やり返せたかなあと。出だしでどれだけチームに気迫あるプレーを見せれるかなって」
出だしが悪かった前日を反省し、第1Qから攻守ともに気迫のこもったプレーを見せてくれたのが菅原選手。
攻守の要であるマクヘンリー選手が体調不良で出場できない穴もしっかり埋める好プレーを連発してくれました。
1人が際立つのではなく、誰が出ても活躍をみせてくれる。それが今シーズンのキングスの強さです。
ニュートン選手の15個のディフェンスリバウンドやエアー選手の28得点の活躍も光り、勝利ゲーム作った司令塔・澤岻選手には桶谷ヘッドコーチからこんな絶賛の言葉も送られました
桶谷ヘッドコーチ「最高のポイントガードでした。すごくチームとしていいディフェンスをしてくれました」
全員バスケでリーグ前半戦を首位で折り返したキングス来週は大分で桶谷ヘッドコーチと澤岻選手、ニュートン選手が選ばれているオールスター戦も行なわれます。オールスター戦、そして後半戦の活躍にますます期待が膨らむキングスです。