※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

新春1回目の話題は高校野球です。センバツへの出場が濃厚な興南高校がきのう、今年の初練習を行いました。

1年生エース・島袋投手の好投などで秋の県大会で優勝、九州大会でも見事ベスト4にすすみ、センバツへの出場をほぼに手中にいれた興南高校。

我喜屋優監督「おはよう。おめでとう。大きな目標にむかって今年の第1歩の練習」

初練習はこの言葉で始まりました。休み明けですが、早速本格的な練習に入ります。

今を体力アップの時期だと考える我喜屋監督。

毎日5〜6キロ走っているという最初のジョギングでは様々な関節や筋肉を動かして、持久力を鍛えつつ、バランスのよい体作りも目指しています。

照準はもちろん春のセンバツです。

秋の県大会決勝では先発メンバーのうち1年生が6人を占め、1年生中心のチームという印象がつよかった興南ですが、投手力が要といわれるセンバツに向け、心強い2年生が帰ってきました。

2年前の夏の甲子園では1年生ながら甲子園のマウンドに立ち、琉球王子と呼ばれた石川清太選手。

去年一年間は、故障のために外野を守ってきましたが、満を持して復活です。

投げられない期間はバッティング練習に力をいれました。クリーンナップも任され、攻守ともチームを引っ張る存在になっています。

石川清太投手「エースはとりたい。やらないといけない。(夏の)甲子園にいったので、本当にやらないといけないと思います。みんな2年生全員でチーム全体を支えていっています」

試合経験が多く、成長が期待される佐久田投手も親指の故障から復活。

石川投手とともに2年前の夏を経験した山元選手も怪我が完治し、最上級生として新たな気持ちで甲子園にのぞみます。

山元弘太内野手「最後の年になるので、悔いが残らないようにがんばりたいと思います」

我喜屋優監督「2年生はピッチャーの石川くんとか、いつまでも1年生に負けてなるものかということで、自覚、精神的な強さがでてきた。非常にいい相乗効果が出てきているというのが今の現状です」

冨里川奨也主将「目標は優勝。優勝するためには日ごろの練習からしっかりやって、甲子園で優勝を狙う気持ちでがんばっていきたいです」

今年も元日に初詣に行った我喜屋監督、何を祈願したのでしょうか?

我喜屋優監督「お願いするところはありますけども、神様がやってくれることではないから、こうやりますと誓いの言葉を言っただけです。(Q:ちなみにどんな誓いですか?)それは秘めておきます」

センバツ出場校の発表は今月23日、我喜屋監督の誓いは甲子園という舞台で明かされることでしょう。

正式な発表を前に、まずは足元を見つめてやるべきことをしっかりやりたいと我喜屋監督は語っていました。その冷静な姿に今年の活躍への期待がますます高まりました。