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アメリカ空軍のF-22は猛禽類・ラプターという愛称を持ち、レーダーに捕捉されにくいステルス性とアフターバーナーを使わない超音速飛行。そして短距離での離着陸が出来るという性能を持つ最新鋭の戦闘機で一機当たりの値段はおよそ140億円です。

去年2月に初めて嘉手納基地に配備された際には、自治体からの大きな反発を招きました。その戦闘機が再び沖縄にやってきます。去年2月アメリカ国外の基地としては初めて嘉手納基地に配備されたF-22。F-22部隊司令官は「F-22は最新技術の塊だ」と語ります。

およそ3か月に渡って嘉手納基地の主力のF-15戦闘機などと飛行訓練を繰り返しF-22の購入を検討している航空自衛隊との合同訓練にも参加しました。

アメリカ軍はF-22の騒音は他の戦闘機と比較すると小さいと説明していましたが去年5月、嘉手納での訓練を終えて本国に戻る際にはF-15以上の大きな騒音を撒き散らしました。

このF-22の再配備について17日、連絡を受けた嘉手納町・北谷町沖縄市の担当者は緊急の幹事会を開き、今後、合同でアメリカ軍に直接、配備中止を求めることを決めました。基地負担の軽減は一向に進まず負担ばかりが増えると訴える地元市町村。地域住民の穏やかな年明けは望めそうもありません。