県産品を紹介するうちなーむーんです。おそらく誰もが1度は履いたことがある、「ジーンズ」を1から手作りしている方を沖縄市に訪ねました。
沖縄市久保田の住宅街。地元の人以外は道に迷いそうな場所に、その店はあります。 ご主人の国吉遊さん。国産ジーンズのほとんどを生産する岡山県で、10年以上、ジーンズの縫製に携わり、今年4月、念願の独立を果たしました。
国吉遊さん「ずっとそればかりやってきたんで、もう今更ほかのこともできないから、だったら沖縄でやってみようかなと思いました」「一本に対して、その人のパンツ、というのを思いながら作れるところが、一番いいとこだと」
スタッフも1本作ってもらうことに。ポケットの位置を高くし、足が長く見えるようにお願いしました。ほかにも、お客さんのこだわりは、ステッチの色、リベットの種類など、細部にわたります。
お客さんと相談中・・・「シルバーだったらこんな感じ」「シルバーで!」「シルバーで、シルバーでいこうね」
ジーンズは本来、工場で分業で作るのが一般的。ところが、国吉さんは1人で9つものミシンを使いこなします。お客さんが満足するものができるかは、すべて自分の腕次第。作業する時の緊張は相当なものです。ジーンズファンがこだわる、独特の色落ちを出すための、昔ながらの裾縫いができるミシンも、半年間、全国を探し回って手に入れました。
「こういう波状に色落ちしていくんですけど、このミシンでしか出せない味わい」
ジーンズに「沖縄らしさ」を織り交ぜる、新たな挑戦もしています。その手始めが、石垣牛の皮です。
「石垣牛は最初ちょっと赤みがかった皮なんですよ。それが段々、これ石垣牛(の皮)なんですけど、こういう感じになっていくんですよね(飴色に)。」「せっかく沖縄からやってるから、沖縄らしいジーパンができれば」
スタッフが実際に作ってもらったジーンズ、体型にほどよくフィットする感覚が歩いていて気持ちいいそうです。自分だけの1本、1度作ってみてはいかがでしょうか。以上ウチナームーンのコーナーでした。
Web Site http://doublevolante.ti-da.net/