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師走に入り、今年も残りわずかとなりましたが、皆さん、新年用のカレンダーはもう購入しましたか?まだという方、こんな沖縄らしいカレンダーはいかかでしょうか。

瓦屋根の商店が軒を連ねる那覇市の繁華街、本土復帰に合わせて共通語を促す看板。

先月発売されたフォトカレンダー「なつかしきオキナワ」。

どれもモノクロ写真ですが、めくるごとに、オキナワの原風景や人々の暮らしが蘇ってきます。

こだわったのは暦部分。祭祀や行事などを重んじるオキナワに合わせ、旧暦のカレンダーにしました。

制作したのは「ちゅら島フォトミュージアム」の皆さん。古い沖縄の写真を収集し、保管していこうと活動しているメンバーです。

照屋有紀さん「写真って記録だけど、みんなの記憶を呼び覚ますすごい大事なもの。残したいというのは日々実感しています」

垂見健吾さん「個人で持っている沖縄の写真が消えていくからとっても危惧している。なんとか集められないかなと」

会の代表を務めるのは写真家の垂見健吾さん。移り変わる時代のスピードをファインダー越しに感じる中で、古い写真を残していくことが必要だと考えたのです。

こちらは垂見さんが26年前に撮影した国際通り。露天商がずらりと並ぶこの光景。記憶に残っている方も多いと思いますが・・・。

垂見さん「この写真はちょうどここにばーっと看板があったわけです」

今は駐車場へと姿を変えていました。

カレンダーではこの他、60年以上前の貴重な写真も紹介されています。

今となっては写真の中にしか残っていない懐かしい沖縄。それを、自然の移ろいを実感できる旧暦と共に味わってみませんか?

最近では農業の分野をはじめ、エコロジーブームもあって旧暦の良さを見直す動きも出ています。東京・名古屋・福岡のわしたショップでも販売されていますが、反響もいいと言う事です。

《問い合わせ》NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム
 TEL:098-869-8869 FAX:098-869-8072