泡瀬干潟訴訟、県が控訴
泡瀬干潟埋め立て事業への公金支出の差し止めを命じた那覇地方裁判所の判決を不服として、仲井真知事が2日控訴しました。午後3時過ぎ、県の土建部職員や弁護士事務所職員ら3人は福岡高裁那覇支部を訪れ、控訴状を提出しました。
仲井真知事は「埋め立て事業への一切の公金支出と契約の締結や、債務などの義務を負担してはならない」とする那覇地裁の判決を不服として、判決直後から控訴の意思を示していました。
控訴について、知事は当初「議会の承認を得る」としていましたが、被告名が知事個人だったため議決事項ではないと判断。先週開会した県議会を空転させる事態にもなりました。控訴理由について仲井真知事は「後日提出する」としています。
一方、沖縄市の東門美津子市長は2日に開かれた臨時議会で、控訴の議会議決を求める議案を提案、事業推進派の議員の賛成多数で可決されました。
沖縄市の臨時議会は東門市長が議案を提案したあと休憩に入り、裁判の原告となっている4人の議員を退席させるかどうかで、全員協議会と議会運営委員会が相次いで開かれ、午前中を費やしました。その後、午後2時になって本会議が再開され、議会運営委員長が原告に加わった議員は退席させるとの議運の協議内容を報告。4人の議員が退席する中で裁決が行われました。
議会終了後、東門市長が記者会見し、地方自治法上、控訴に当たって議会決議に該当しないが、沖縄市の最重要案件のため、市民の代表の議会に説明責任を果たすことにし、議決を議会に諮ったとして「市議会において当該事案が議決されたこと、それをしっかりと受け止め、今後の裁判において経済的合理性を含めて説明を尽くし、政策の実現を目指して全力を尽くす」と語りました。
議会決議を受けて東門市長は、午後6時35分福岡高裁那覇支部に控訴しました。
泡瀬干潟埋め立て事業への公金支出の差し止めを命じた那覇地方裁判所の判決を不服として、仲井真知事が2日控訴しました。午後3時過ぎ、県の土建部職員や弁護士事務所職員ら3人は福岡高裁那覇支部を訪れ、控訴状を提出しました。
仲井真知事は「埋め立て事業への一切の公金支出と契約の締結や、債務などの義務を負担してはならない」とする那覇地裁の判決を不服として、判決直後から控訴の意思を示していました。
控訴について、知事は当初「議会の承認を得る」としていましたが、被告名が知事個人だったため議決事項ではないと判断。先週開会した県議会を空転させる事態にもなりました。控訴理由について仲井真知事は「後日提出する」としています。
一方、沖縄市の東門美津子市長は2日に開かれた臨時議会で、控訴の議会議決を求める議案を提案、事業推進派の議員の賛成多数で可決されました。
沖縄市の臨時議会は東門市長が議案を提案したあと休憩に入り、裁判の原告となっている4人の議員を退席させるかどうかで、全員協議会と議会運営委員会が相次いで開かれ、午前中を費やしました。その後、午後2時になって本会議が再開され、議会運営委員長が原告に加わった議員は退席させるとの議運の協議内容を報告。4人の議員が退席する中で裁決が行われました。
議会終了後、東門市長が記者会見し、地方自治法上、控訴に当たって議会決議に該当しないが、沖縄市の最重要案件のため、市民の代表の議会に説明責任を果たすことにし、議決を議会に諮ったとして「市議会において当該事案が議決されたこと、それをしっかりと受け止め、今後の裁判において経済的合理性を含めて説明を尽くし、政策の実現を目指して全力を尽くす」と語りました。
議会決議を受けて東門市長は、午後6時35分福岡高裁那覇支部に控訴しました。