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アメリカ軍の原子力潜水艦が異常な頻度で寄港を繰り返す事態に対し、ホワイトビーチを抱えるうるま市議会が抗議決議を全会一致で可決しました。
原子力潜水艦の寄港は先週の10日から14日だけで5回、2008年に入って実に36回で、過去最多だった2007年の24回をはるかに上回っています。
うるま市議会は17日に臨時議会を開き、基地対策特別委員会の東浜光雄委員長が抗議決議と意見書を提案しました。この中で東浜委員長は「詳細な説明がないまま相次いで原潜が寄港したことは、市民や県民を不安に陥れる全くの住民軽視であり、日米両国政府の責任は重大」と述べました。
そして審議の結果、原潜を含む「アメリカの原子力軍艦を寄港させない」などを盛り込んだ意見書と抗議決議が、全会一致で可決されました。
原潜の寄港は急増しているだけでなく、放射性物質を含む冷却水漏れ事故や事前の通知もなく寄港するなど、極めて異常な事態が続いています。
このため市議会では週明けの25日以降、政府に対し原潜を寄港させないよう抗議行動を行う予定です。