こんばんは。ここからは、日付が変わって、きのう行われた那覇市長選挙の開票結果についてお送りします。任期満了に伴う那覇市長選挙は、現職の翁長さんが3選を果たしました。
開票結果です。開票率は100パーセントです。翁長雄志さん、7万71票。平良長政さん、5万4966票。屋良朝助さん、1797票という結果です。
翁長 雄志さん『行財政改革ですね。この厳しい時代,厳しい中でやっていかなくてはならない。こういう厳しい中での判断の一つ一つが、市民の皆さんの理解を得られたというのがまずひとつと、市職員の意識改革につとめてきたこと、この辺が評価されたと思う。』
公明党県本部 糸州 朝則 代表『国政,県政,そして那覇市政と政治を安定させる事が政策の実現につながると思うので,これまで通り(自公で)しっかり支えていきたい。』
自民党沖縄県連 具志 考助 会長『翁長さんを中心に今後の衆院選,全選挙区であやかって頑張りたい。』
市民「あっ、そうなんですかちょっと支持していた方なので良かったです」市民「福祉をもっと考えていただけると…」市民「もっと教育のほうを頑張って金をつぎ込んでほしいと思います」市民「接触がなかなか政治とないので、そういう接点をもっと作ってもらえたらいいなと思います」
取材に当たった金城記者です。金城さん、まず翁長さんの勝因、そして平良さんの敗因は何だったんでしょうか?
金城記者『自民、公明と経済界が一体となった選挙運動で、終始リードした翁長さんが逃げ切りました。一方の平良さんは与野党が逆転した県議選の流れに乗りたかったのですが、出遅れが最後まで響きました。』
平良 長政さん『彼(翁長さん)が主張してる事に,しっかり反論してきたが,若い人を含めて声が届かなかった。』
さて、この那覇市長選は、次期衆議院選の前哨戦とも言われていました。この結果を受け、今後どういう流れが考えられるでしょうか?
金城記者『与党は去年の参議院選、今年6月の県議選と続いた敗戦ムードを止めました。次期衆議院選、2年後の知事選にも弾みをつけたいところです。一方、野党は4党が共闘しながら県議選の流れを生かせませんでした。せっかく共闘態勢を作りながら、その4党合同の選挙本部さえ作れなかった。その結果、運動は統一感に欠けた。共闘の建て直しを急がなければ今後の選挙に影響を及ぼすのは必至ですね。』
先ほど、市民の声を聞きましたが、教育や福祉への期待が大きいですよね。
金城記者『そうですね。生活に直結する政策を期待する声が多いですね。翁長さんは、市民と市民が助け合う協働の街づくりの総仕上げということを訴え、翁長さんは信任を得たわけです。膨大な赤字、国保など高い税金、待機児童問題など、市民の暮らしをどう改善するのか、山積する問題をどう解決するのか、その手腕が問われます。』
はい、お伝えしましたように、きのう行われた那覇市長選挙は、現職の翁長さんが勝って、3選を果たしています。なお、きょう夕方のステーションQででは、さらに詳しい解説を加えてお伝えします。以上、那覇市長選挙、開票速報でした。