※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

島袋さん『おはようございます〜』小学校の朝の風景。読み聞かせの時間もすっかり定着しました。15分と短い時間ですが父母も一生懸命です。

しかし、「おうちで絵本はよんでもらう?」「ううん」「おうちではお父さんとお母さんのどっちに絵本読んでもらうの?」「あんまり」家で絵本を読んでもらっている子供たちはというと、クラスの3分の1ほどですが・・・ 夢中で絵本を見つめる姿、やっぱり子供は絵本が大好きです。

そんな子供達の笑顔を見たいと頑張る企業があります。コンビニエンスチェーンのココストア。今年8月、認可外保育園に絵本を提供する「笑顔を贈る会」と絵本回収ボランティアの協定を結びました。

これまでに集まった絵本は500冊にも及びます。この日、その一部が「笑顔を贈る会」に届けられました。

こちらは、先月から、沖縄こどもの国で開かれているイベント。『にっぽんのいい絵本まつり』

沖縄こどもの国企画制作 鉢嶺渚さん「読書の秋に一人で絵本を読むんじゃなくて親子で絵本を読んでほしい」

会場には畳。表紙を向けてディスプレイされた絵本。自分の家のようにくつろいで、手軽に絵本を手にとってほしいという意味がこめられています。

沖縄こどもの国企画制作 鉢嶺渚さん「畳の上でのイベントなので(お父さんも)あぐらをかいてそこに抱っこしたり寝っころがって一緒に読むとかお父さんならではのやり方で面白い」

そこでは自然とお母さんに寄り添って、お父さんの膝の中で絵本の世界に浸る親子の姿がありました。子供の成長には欠かせない絵本、自治体もお父さんお母さんに絵本を読んでと呼びかけます。

「あひるさんとあひるさんがくっついた!」『えーん』泣き出すちびっ子!「ぞうさんとお母さん♪ぞーうさんぞーうさんこういう風に歌をうたってあげてね」うなずくお父さん。

今年6年目を迎えた、那覇市のブックスタートの事業。9ヶ月健診にやってきた赤ちゃんとお父さんお母さんに絵本との出会いを提供しています。

沖縄県子どもの本研究会 平田さん「赤ちゃんから絵本なのと聞かれるけど赤ちゃんから心を通わせることが徐々に大きくなっていくことが子供と大人との信頼関係を育てることに非常に大きな役割をしているんですね。」

ここにはまだ絵本を読んだことがないという、お父さんの姿も多く見られました。

「Q、ブックスタートご存知でしたか?」お父さん「知らなかったです教わったように遊びながら読んであげたいなと思います。」お父さん「自分は読まないでお母さんが・・・」「Q今日参加して?」お父さん「ちょっとやってみようかなと」

さて、泊小学校で読み聞かせをしていたのは、実はお父さん。小学6年生と1年生それに2歳の子を持つ島袋さんは、絵本の読み聞かせを通して子供の成長を見てきたといいます。どんな教育をするより、物語をたくさん読むほうがいいとも言われるように子供にとって絵本は言葉や知恵のいっぱい詰まった宝箱。少しでも多くの絵本を読んであげたいものです。