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台風13号は長時間、八重山地方を暴風域に巻き込みました。県がまとめた台風の被害額は、公共施設の建物の損壊や農林水産業関係など、あわせて5億1000万円以上に上っています。

八重山支庁のまとめによりますと、台風によるけが人は石垣市宮良で強風のため玄関のドアに指を挟んで切断する重傷を負った人など2人。住宅の被害は与那国町を中心に全壊が2棟、半壊5棟、一部損壊が56棟でした。土砂災害は石垣市と与那国町で発生し、このうち与那国では県道や町道の路肩やノリ面が崩壊している場所が確認されています。また大雨による冠水も各地で起こり、特に与那国町の立神地区の飛行場近くの町道は一時3メートルまで水につかりました。

このため農林水産関係と公共施設などの被害額は、与那国町が最も多いおよそ3億100万円、石垣市でおよそ1億3400万円、竹富町でおよそ7500万円で、あわせておよそ5億1100万円あまりとなりました。

なお、総務省沖縄行政評価事務所では被災した人たちのため税金の減免や住宅貸し付けの相談窓口を設置しています。住所は電話は098-867-1100。ファクシミリは098-866-0158。メールは110okn31@soumu.go.jpで、気軽に相談してほしいと呼びかけています。