おきでん旗争奪 小学生クラス対抗30人31脚 沖縄県大会はきのう、沖縄市の総合運動公園で開かれました。大会には26校、45チームが出場し、これまでの練習の成果を発揮しようと心を一つにグラウンドを駆け抜けました。全国大会への切符はたった一枚。今日は大会の様子をダイジェストでお伝えします。
今年で13回目を迎えた、30人31脚沖縄県大会!今年は26校45チームがエントリーし、1547人の子ども達が大会に挑みました。ゲストにパッション屋良さんも加え、大会はパワーアップ!!
過去最多の1校で8クラス、293人が参加した名護市立大宮小学校。今年は3年生も参加しました。そのきっかけを作ったのは…。
名嘉先生「大宮小で一番かわいい先生は?(3年生)愛先生」
3年1組の担任、大会常連の名嘉愛先生です。
2回のタイムトライアルで行なわれる予選、1回目に転倒した3年1組の2回目は。
名嘉先生「3年生でもできるってみせてよ!!(こども)はい!」
子ども達を励ます先生ですが、じつは…。
名嘉先生「緊張してます。6年生と一緒にやったときより、すごく緊張してるんです」
『全力で 負けないで 心は一つ、ハッピー』
15秒61で見事完走しました。
名嘉先生「ひさしぶりに感動しました。ありがとう」
一方、優勝候補の一角、那覇市立識名小学校6年3組は2回目、アクシデントがおこります。
1回目10秒21の好タイムをだして2位につけると、2回目はそれを上回る記録を目指しましたが、2回目は転倒し、タイムは47秒34。ショックと痛みで泣き出す子も…。
しかし、担任の亀川先生は焦りません。
亀川先生「今のが1位を狙える走りなんです。悔しいだろう、早かっただろ、ついていけなかったよな。次、気持ちでついていってください。絶対お前達ならできる、できるよ、絶対に」
識名小キャプテン・大見謝清乃さん「(決勝に)残れたから、最後は全力で気持ちをそろえて走りたいと思います」
予選タイムトライアルを勝ち抜いた上位4チームは識名小、宮森小、潮平小、長田小です。
準決勝、亀川先生の励ましで、再び心を一つにした識名小学校。予選2位の宮森小を下し、決勝戦に勝ちあがります。
そして決勝進出を決めたもう1校は宜野湾市立長田小学校6年3組。今大会唯一の9秒台をマークし、糸満市立潮平小学校を破りました。
決勝戦
先攻・識名小。識名小のタイムは10秒30。
後攻・長田小。長田小のタイムは9秒94。
長田小キャプテン・宮城朋彬くん「ありがとうございます。とってもうれしいです。みんなで心を合わせて、今のタイムよりももっとあげて、横浜でも優勝したいです」
識名小・亀川先生「この大会で学んだことを残り後半、卒業するまで生かしてほしいと思います。とても楽しい、長い一日だったけど、楽しい1日だったね」
30人31脚沖縄県大会では、このほかにも様々なドラマが生まれました。この模様は、10月12日午後4時から1時間25分の特別番組で詳しくお伝えします。
また、長田小学校が出場する全国大会は11月中旬に横浜アリーナで開催されます。さらに練習を重ねて頑張ってほしいです。