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与那国島を47時間も暴風域に巻き込んだ台風13号は、島に大きな爪あとを残しました。交通機関も空の便がようやく通常の運航に戻り、被害の大きさが次第にわかってきました。
石垣からきょう与那国に渡った久田記者と電話がつながっています。さっそく今の様子を聞いてみましょう。久田さん、今の与那国島は雨や風は収まっていますか?
久田記者「雨風はだいぶ収まってきました。しかし、海はいぜん大しけで、定期船は明日も運航できない状態です」
今、画面では台風の被害の様子を写した写真が写しだされていますが、土砂崩れなど各地に被害が広がっているようですね。
久田記者「橋が落ちたり道路が陥没する被害が20カ所近く発生しています。電柱が倒壊する被害も出ています。比川と祖納の集落では床上、床下合わせて16件の浸水被害が発生し、消防団員が1人暮らしのお年寄りを抱えて避難させたということでした」
人的な被害は入っていませんか?
久田記者「幸いにもけが人は出ていません。ライフラインは電気はほぼ全域で復旧しましたが、きのう朝から丸一日断水した水道は、町民が一気に使い始めたため、高台の集落ではポンプの出力が追いつかず、まだ水が出にくくなっています」
ありがとうございました。与那国リポートはあす詳しくお伝えする予定です。
また沖縄気象台によりますと、台風はこのあと勢力を再び強めながら東よりに進む見込みで、沖縄本島地方も強風域に入る可能性があります。今後も台風の動きに十分注意してください。