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観光客年間1000万人を目指す沖縄ですが、原油価格の高騰で航空会社や旅行業者が打撃を受け路線が減らされたり、廃止されたりしていてその影響が心配されます。ただ、沖縄にとっては、マイナスばかりではないようです。そんな中、県内では新たな魅力を発信しようという動きが見られ、ユニークなサービスが生まれています。

沖縄へ訪れる観光客数は、年々好調で2003年には、500万人を突破。いまや550万人を達成し、目標1000万人に向け着々と数字を伸ばしています。しかし、いま原油価格の高騰などで旅行業者、航空各社にとって大きな打撃。そんな中沖縄旅行は、というと・・・

旅行会社海外で企業としての報奨旅行に行かれるのが、ちょっと燃油サーチャージだとかよぶんな事を考えるとすこし負担分担金が大きいので今回は沖縄のほうへ移して沖縄のほうで褒章旅行したいなとかそういうケースが増えてきています。

海外だと燃油の高騰分を旅行者が負担する燃油サーチャージがかかってしまうため沖縄へ切り替えているのだといいます。こうした中、先月那覇市にこんなスポットが誕生しました。

変身写真オーナー山口絢子さん「いつもと違う表情が出ていたりとかそういった新しい表情に出会えるのが変身写真の魅力なのかなって思います。」

アジアを始め海外で人気の変身写真です。

お客さん「ハワイとかも好きなので考えたんですけど母もいるので2時間で近いのでこっち(沖縄)のほうがいいなと思って」

この日、二泊三日の日程で東京から訪れたお客さんは、旅の思い出にと変身写真に挑戦していました。

息子「ママ!これきれいだね。これきれいでしょ。ママ見てどうですか? かわいい。」

息子に見守られながら撮影開始。

カメラマン「口元うふふって感じで上手ですね。」

カメラマンに乗せられ表情も柔らかくなり、女優顔負けのポーズを決めていました。

お客さん「開放的な町で気持ちも開放されてホントは、ちょっとはずかしかったんですけど,すごい,沖縄だからこそ出来たんだと思います。」

又、ゆとりや安らぎを求めて農村にゆっくり滞在する旅行にも注目が集まっています。

「仕事ばっかりやっているからたまには、こういうところへ来たら落ち着くというかストレス解消になりますね。」

本部町にある農家民宿ひろみ園は、農業を営んでいる夫婦が経営していて今年で3年目。要望があれば、農作業を体験することも出来ます。

だんなさん「本土のお客さんは、沖縄の人と話したがっているお客さんも結構おられるんですよ。私たちの素の状態を見ていただけますから、その辺がいいかもしれません。」

自分の畑でとれた野菜を使い、料理を提供することで農業のことを少しでもわかってもらいたいという思いもあるのです。

お客さん「ひろみさんの愛情がたっぷりと入っておいしかったです。ひろみさんご馳走さまです。」

予約は、インターネットなどを通して受付け先月は、ほぼ毎日フル稼働でした。

「今、観光だけでなくビジネス会議とかですね、そういった部分で沖縄へおこしになっている方が増えています。」「われわれロワジールホテルでも最適な会議をテーマにしたロワジールビズという商品を開発しました。」

一方こちらは、那覇市のホテル会議や研修を目的とした旅行者に着目し、こんなサービスを始めました。

これまで会議室の使用レンタルだけだったものが・・・ 香りで集中力を高め五感に刺激。より効率よく会議を開くため,その会議の内容にふさわしい席の配置。そして空間を専門スタッフが作ってくれます。食事にもこだわりが・・・脳の活動を活発にするといわれる食材で栄養士が献立を作り提供しています。

原油価格の高騰で旅行業にも大きな打撃を与えていますが、旅行会社の谷村さんは、これをピンチと捕らえるだけでなく今沖縄に出来ることがあるといいます。

谷村さん「旅行会社(海外旅行からのシフトは)旅行業だけで考えると複雑な心境なんですが、全体に入域者数ひっくるめてまた観光の沖縄から考えるととてもウェルカムなことでいよいよ沖縄も自助努力をする時代になってきたんじゃないかなって。」

2001年の同時多発テロ後は、修学旅行がキャンセルなるなど沖縄観光がかなり打撃を受け、集客を呼び戻すために様々なキャンペーンを打ち出しこれまで観光客数を伸ばしてきまし。今回もその原油高騰をばねに観光業も試行錯誤した新たな取り組みが求められそうです。