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集団暴行事件で息子を亡くした母親が8日、那覇市の中学校で講演を行い、子どもたちに「命の大切さ」を訴えました。講演を行ったのは、11年前に集団暴行事件で高校1年の息子を亡くした兵庫県の高松由美子さんです。
高松さんは「犯罪は誰も幸せにしません」「お互いの友だちの痛みを知ること、話しをすることを望みます」などと語りかけました。そして「大切な人を亡くしたら親や友だちがどんなに悲むか考えてほしい」と話し、いじめなどをなくすよう訴えました。
講演のあと生徒たちは「やっぱりいじめとかはダメだと思いました」「自分が亡くなったらお母さんが悲しむかなと思う。それを聞いたんで、ダブって悲しくなりました」などと話していました。
また、高松さんはインタビューで「友だちが亡くなったら悲しいんだよとか、親があなたのことを心配しているよということを伝えるのが私の役目かなと思う」と話していました。
講演は「命の授業」と題して県警が実施。生徒たちは我が子を亡くした母親の悲痛な訴えを静かに聞いていました。