「天皇杯」の出場権をかけた県サッカー選手権の決勝が昨日行なわれ、去年の覇者・かりゆしFCと沖縄大学が激突しました。
飯島ゲームキャプテン「チーム全員で戦って、チームワークは去年よりいい。粘り強さが出てきた。それがリーグ戦にしろ天皇杯にしろ、結果として出ていると思います」
仲本監督「誰が出ても、かりゆしのサッカーができる。全員でサッカーをしているというところが強みだと思います」
シーズン前、スポンサー問題などもあって、主力が抜けたかりゆしFC。今シーズンの活躍が心配されました。
しかし現在、九州リーグで去年の6位を上回る3位と好位置につけるかりゆしFC。「全員サッカー」でJFL昇格まであと一歩のところまできています。
そんなかりゆしFCの天皇杯出場をかけた決勝の相手は沖縄大学。先週の準決勝で、FC琉球を5-1の大差で下し、勢いに乗っています。中心選手はそのFC琉球戦で4点をもぎ取った、11番・フォワードの上原慎也選手です。
かりゆしFCは、この上原選手を終始徹底的にマーク。得点のチャンスを与えません。
攻撃では前半25分、ゴールキーパーがなんとかセーブしたこのボールを、今シーズン東京ヴェルディから加入した斉藤将基選手がヘッドで押しこみ、ゴールラインをわって先取点を奪うと、続く27分、浅野選手の右サイドからのクロスに小寺選手が合わせ、2点目を追加します!
そして前半43分、渡辺選手のコーナーキックにまたもヘッドで合わせたのが斉藤選手でした!ダメ押しとなる3点目。
後半、レッドカードで浅野選手が退場となり、苦しい場面もありましたが、残りの10人でその後もゴールを守りきったかりゆしFC。3対0で沖縄大学を破り、2年連続で天皇杯への出場権を勝ち取りました。
斉藤選手「チームで戦った結果がこういう結果につながったと思います。1試合1試合、本当に強いチームが来ると思うので、そこに全力で戦って、沖縄のかりゆしという名前を全国に知らしめたいと思います」
かりゆしFCの天皇杯初戦は今月14日、同じ九州リーグ、佐賀県代表の九州INAXと対戦します。
去年かりゆしFCは天皇杯の3回戦まで進んで、J2の愛媛FCに延長戦のすえに敗れました。今年は県勢初の4回戦進出を狙います!
そして、かりゆしFCの九州リーグの順位がこちらです。現在3位のかりゆしゆしFCは、2位のホンダロックと勝点では同数。残るリーグ戦は6日,7日の2戦のみです、最終戦でV・ファーレン長崎とホンダロックが対決することもあって、かりゆしFCが残る2試合を連勝すれは、JFLへの昇格条件の2位以上がほぼ確実になります。
剣道・一瞬の闘いの決着は
おととい、日本選手権の出場をかけた県剣道選手権が行なわれました。今回は、家族に支えられるお父さん剣士に注目しました。
日本選手権の出場をかけた県剣道選手権。この大会、去年の雪辱に燃える選手がいます。
山田選手「優勝です。優勝しかないと思うので、勝って、もう一度全日本の舞台に立ちたいと思っています」
沖縄県警機動隊に所属する山田義光選手。おととしまで大会6連覇と、県内では無敵を誇っていました。しかし去年のこの大会では3回戦で敗退。後輩の上地選手が優勝し、全国行きは果たせませんでした。
山田選手「自分の剣道さえできれば、絶対勝つチャンスはあると思う。去年は相手にあわせて負けてますので、自分の剣道をすることだけです」
山田選手は1,2回戦と順当に勝ちあがります。そして、去年敗れた3回戦。ここで上地選手との対決が予想されましたが、その上地選手が前の試合で、白・稲田選手に敗れる波乱が起こります。
この日の山田選手はどんな相手でも自分のスタイル、攻めの姿勢をくずさず、一本をとりにいきます。
続く準決勝では、後輩の本部選手と対戦。
山田選手「準決勝の本部選手とやった試合が一番ポイントだったと思います。あそこで面を取ったので、乗れたんじゃないかと思います」
試合開始1分で1本をとります。
そのまま波にのった山田選手は、決勝戦でも2本を先取して快勝!! 1年ぶり7度目の優勝を手にしました。
山田選手「自分の剣道さえすれば勝てるって思っていて、自分の剣道をすれば勝てるっていうことがわかったし、自信にもなりましたし、嬉しいです。いろんな人と数多く稽古しようと思って。家庭サービスもできず、家族には迷惑をかけたんですけど、家族のサポートがあったので、一人じゃない、負けられないという気持ちが一番強かったんだと思います」
日本選手権は11月3日、日本武道館でおこなわれます。