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特Aランクの建設業・名護建設が破産の準備に入ったことが分かりました。県発注の工事を巡る談合の損害賠償問題の影響が大きいと見られています。

県や名護市、沖縄防衛局などが発注する公共工事などを受注していた名護建設は、8月15日、およそ8000万円の決済ができず、1回目の不渡りを出していました。1日に予定されていた決済もできず、すでに破産準備に入ったものと見られます。

名護建設は建築、土木ともに特Aランクの業者で、県営上田団地の建替え工事なども抱える大手ですが、県発注工事の談合問題で一時、県関連の公共工事の受注が出来ない状態に追い込まれました。

2年前には関連企業の倒産で、その手形の買戻しなどの出費もかさみ、金融機関からの借り入れなどの負債総額はおよそ18億円に膨らみ、経営が悪化していました。談合問題発覚後、特Aランクの倒産はこれで3件目です。