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9月はガソリンがちょっと下がり、チーズやビールなどが値上りしています。9月に値上げするのは大手3社のチーズやバターなどの乳製品。それと8月まで価格を据え置いてきた1社の缶ビール。それとなま麺などです。

いずれも食卓によく並ぶ製品とあって、商品を安く提供したい小売店も対応に苦慮しています。

リウボウストア商品部の比嘉修部長は「小売店で共同の仕入れ機構に加入して安い商品を提供する努力やぎりぎりのラインで商品を提供しているのが実情です」と胸のうちを語りました。

飼料価格の値上げも深刻です。沖縄総合事務局は1日、生産農家や自治体の関係者を集めて、その原因と国の対応策について説明しました。

家畜のエサの値段が2年前と比べて2.5倍に値上がりしている現状について、沖縄総合事務局がその理由を説明し、国の長期的な対策を示そうと開かれました。

この中で農林水産省の担当者は日本の食料自給率が39パーセントと先進国の中でも極めて低く、家畜のエサのおよそ半分を占めるトウモロコシはその9割近くを輸入に頼っている現状を明らかにしました。

そして、飼料の値上がりに対する解決策としてトウモロコシにかわるエサの国内での生産や家畜の生産性の向上のための取り組みを紹介。しかし生産農家からは「目の前に迫った廃業の危機に対しもっと緊急の措置をとってほしい」など不満の声があがっていました。