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原油価格が高騰し肥料や穀物飼料価格も上昇。このままでは農業が崩壊すると危機感を募らせる農家が8月21日、那覇市で大規模な集会を開きました。原油高による農業生産資材の高騰や、生産物の輸入関税撤廃の動きなど、県内農業を取り巻く環境はかつてないほど厳しい状況です。
この現状を打破しようと、会場の那覇市おもろまちの新都心公園には、県内各地の生産農家3000人が集まりました。
壇上に上がった酪農農家の代表は、「酪農農家は生産原価はおろか、生活費すらない窮状に追い込まれています。
このまま推移していくと、沖縄の食卓から牛乳が消えるという事態が憂慮されます」と訴えました。また、養豚農家の代表は、「生産資材の高騰は農家の自助努力の限界を超えています。良質で安全な豚肉を提供するためには、行政の支援対策が講じられることが重要だと思います」と訴えました。
大会では、農家経営の安定に向けた緊急支援対策を国や県などに要請する決議も採択されました。