暑くてじりじりと照りつける太陽。この時期、特に沖縄では強い紫外線が降り注いでいます。やっぱり欠かせない物といえば・・・。
『は〜い!ぼくのこと呼んだようだね。名前は「アロマの日焼け止め」さっ。実はぼくだってうちな〜ムーン。子供たちの為にうまれてきったってのが自慢なんだ』
店員「赤ちゃんから肌の弱い人までお使いいただけますので、安心して使ってくださいね」
この日焼け止めは、子ども達のための肌にやさしい商品はできないかと、子育て情報誌「ハッピーママ」で企画されたものです。
その名も「子育て良品開発プロジェクト」。読者と企業が意見を交わしながら、ことし4月に誕生しました。
開発プロジェクトでは、これまでにもアロマの石鹸や虫除けなどを手がけ、子育てするお母さんの間では好評をえているようです。
山本香さん「モニターからの意見で、何が求められているかがはっきりしてくる。それは、すごく楽しかった。発見もあって」
使う人が求めているものをどう商品に反映させるか。ひとつの商品を生み出すのに妥協は許されません。
山本香さん「日焼け止めのは方は、肌にすごく優しいものをということだけを考えて作ると、かなりべたつき感があったりとか、分離したりとかがあったので、それを改善するのがちょっと大変」
アロマオイルと水の成分が入っているため、スタッフにとっては中身が分離してしまうという点が気になっているところ。
でもプロジェクトでは添加物を使わず、沖縄の久米島海洋深層水や北大東島の月桃など、自然の素材にこだわっています。
山本香さん「肌の弱い方でも小さなお子様で使えるものを作りたいというのが目標でした」
『僕が子どもたちに優しいって言われるわけ、わかってもらえたかな?だから、使う前によーく振ってね』
アロマの優しい香りが漂う中、小さな工場では、作り手の思いをこめた製品を一つ一つハンドメイドで仕上げていました。
日焼け止めというと独特な香りがしますが、ラベンダーの優しい香りと肌につけても伸びがいいですね。子育て良品プロジェクトでは、今後も子どもに優しい商品を開発していきたいと意気込んでいました。