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絶滅が危惧されるアカウミガメ。2008年は例年になく多くの産卵が確認されています。9日の夜、国頭村の宇佐浜で捉えた産卵の様子です。

石やがれきの多い浜を進むアカウミガメ。9日11時ごろ上陸しあちこち掘ってみるものの、石ころが邪魔をしてなかなか産卵場所が決まりません。日付が替わった10日・午前1時。ようやく産卵が始まりました。1回の産卵で産み落とす数は100個ちょっと。体中に力を入れていきんでいる様子がわかります。

毎年、国頭村の浜を観察している嘉陽宗幸きさんは「2008年の産卵数は多く例年の2倍のペース。とはいえ、砂浜は減少し産卵環境が良くなっているとは思えない」と首をかしげています。石ころに悩まされたこの母ガメは通常1時間ほどのところ2時間半、浜で四苦八苦して海に戻っていきました。