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与野党逆転となった県議会議員選挙後、初めての議会となる6月定例会が26日に開会しました。復帰っ子世代のフレッシュな議員を含む県民の代表48人が、言論の府で沖縄県のため議論を展開します。

午前8時過ぎ、県議会には6月8日の県議選で当選した議員らが初登庁。議会事務局職員から真新しい議員バッジを付けてもらうと緊張した表情も和らぎ、上里直司議員(民主)は、「本当に県民の皆さんからたくさんの期待を込められた議席だなということを噛み締めている」、仲村未央議員(社民)は、「いよいよこれから県政の場でしっかりとした論戦を通じて、県民の声としてがんばっていきたい」、島袋大議員(自民)は、「仲井真県政をしっかり支えて、県民のために色々な面で頑張っていきたいという風に身に染みて感じている」と述べました。

そして午前10時からの本会議では、始めに正副議長選挙が行われ、議席の過半数を占める野党から議長に高嶺善伸議員、副議長に玉城義和議員が当選。12年ぶりに野党議員が就任しました。この後、仲井真知事が議案16件の提案理由を説明し、26日初日の日程を終了しました。

多数となった野党は6月定例会中に後期高齢者医療制度の撤回を求める意見書の提出をはじめ、基地問題や医療福祉、泡瀬干潟の埋め立て問題など仲井真知事の政策と対立してきた問題で更に厳しく対応する構えを見せています。

任期残り2年半、仲井真知事にとって、多数与党を背景に野党を押し切ってきたこれまでのようにはいかず、今後の県政運営は厳しい局面に立たされるのは間違いありません。