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23日は「慰霊の日」。平和への思いを新たにする一日です。戦後63年、戦争で肉親の命を奪われた遺族の悲しみが癒えることはありません。多くの戦没者が奉られている糸満市の魂魄の塔には朝早くから多くの人が訪れ線香を手向けたり、果物や重箱を備えたりして手を合わせていました。

遺族の一人は「顔も知らない父、親の顔も知らないんですよ。戦争のためそのため、戦争というものはやってもらいたくない。父たちはどんな苦労したかとおもったら」と涙を流しながら思いを語りました。

沖縄戦最後の激戦地となった南部を戦没者の遺族が歩きながら、戦争の事実を子や孫に語り継ぎ、平和の尊さを訴えようという平和行進はことしで47回目。

県内外からおよそ2000人が参加しています。参加者は「私の父も海軍で亡くなっているんで、ひとごととは思えなくて」といった人や「長男、二男が戦争で2人とも亡くなって、お父さんの代わりに私が歩いている」と話していました。