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6月23日の慰霊の日を前にした22日、那覇市で、市民が参加して沖縄戦戦没者の遺骨の収集作業が行われました。これは、戦没者の慰霊と沖縄戦を考える機会にしてもらおうと、遺骨収集のボランティア団体と那覇市などが初めて実施したものです。
作業が行われたのは区画整理事業が進む那覇市真嘉比の丘で、事前に応募した一般の市民およそ30人が参加しました。この場所は、沖縄戦当時多くの死者が出た激戦地シュガーローフの日本軍の支援陣地で、今も多くの遺品や遺骨が発見されています。そして、参加者たちはスコップなどを使い土を少しずつ掘り起こし、当時の爆弾の破片や弾薬の薬莢と見られるもののほか、日本兵のものと見られる遺骨を収集していました。
この場所での遺骨収集は来年3月まで行われ、集められた遺骨は国立戦没者墓苑に納骨される予定です。