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2007年7月、窃盗事件の容疑者だった男に対し取調べ中の警察官が殴る蹴るの暴行を加えていたことが分かりました。取調べ中の男に暴行を加えたのは、当時、那覇警察署の暴力団対策課に勤務していた49歳の男性警部補です。
この警部補は2007年7月、与那原警察署の取調室で、窃盗の容疑者だった男を取り調べ中、イスに座っている男の顔面を紙製のファイルで数回殴り、肩を蹴るなどの暴行を加えたということです。
男は目の角膜や肩にけがをしました。この警部補はきょう書類送検され、3カ月間減給1割の懲戒処分となりました。県警は20日、記者会見を開き、警務部の内間康洋首席監察官が「極めて遺憾でありまして、深くお詫びを申し上げます」と謝罪しました。
取調べ室という密室での暴行は、今後、取調べの可視化の論議にも拍車がかかりそうです。