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多発するヤンバルクイナの交通事故を未然に防止しようと、NPOなどが新たな事故防止装置を開発し、11日早朝、国頭村で設置テストが行われました。

この装置はヤンバルクイナの保護に取り組んできたNPO「どうぶつたちの病院」やトロピカル・テクノセンターなどが共同開発したもので、10日午後、国頭村楚洲の県道沿いで設置作業が行われました。

装置は赤外線センサーで自動車の通行を感知し、およそ100メートル先のスピーカーから警告音を発するもので、「ヤンバルクイナさん、車が来たよ!早く逃げて!」と子どもの声で呼びかけます。

現場では11日早朝この装置のテストが行われましたが、ヤンバルクイナがスピーカーのある場所とは別の場所から道路に出てきたことや、装置のバッテリーの故障で警報音が鳴らなかったことからテストは成功しませんでした。

どうぶつたちの病院では今後、装置を改良し、6月末にももう一度、テストを実施する予定です。