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10校目のきょうは、春まで部員数9人と試合に出られるギリギリの人数で頑張ってきた北山高校です。いくつもの困難を支えてきたのは3年生でした。

周りを海と山に囲まれた自然豊かな県立北山高校。正面には学校のシンボル若鷲の校章に、キャッチフレーズ「一生懸命がかっこいい」。さて野球部はどこに?

松田拓郎主将「人数の分は明るさでカバーしています」

今年新1年生7人が加わり、野球部は16人に。その16人の部員を引っ張っぱっているのは3年生の4人です。3年間ともに頑張ってきたメンバーです。

与儀真志選手「1年の時みんな知り合ったんですけど、4人しかいないので、みんなで切磋琢磨してがんばってます」

そしてもう1人、3年間一緒に頑張ってきた人がいます。マネージャーの玉城亜理沙さん。

玉城亜理沙さん「野球が好きだから。青春!?」

毎日選手を見ている亜理沙さん、試合や練習で選手がちょっとでも手を抜くと・・・。

玉城亜理沙さん「だらだらすんなよ〜、みたいな。まだまだ他のチームに比べたら、けじめがなくて、よく注意してるけど、いいチームだと思います」

具志堅悦郎監督「練習の練習はするな」

今年は1年生の入部でチーム内に競争力が芽生えさせ、良い刺激も与えています。でもそのチームに足りないものは・・・。

具志堅監督「経験じゃないですか、1番は」

宮城涼太選手「人数が少なく、試合に出られるという安心感があって。練習試合をしてもどこかでミスが出てしまって、自分達の弱さがでてます。頑張らないと出られないという危機感が出てきて、前よりもっと高い意識で野球ができるようになったと思います」

そしてもう一つチームの意識を変えたのは・・・。

北山高校は今年の春の県大会、部員の不祥事で大会出場を辞退。部員の少ない状況で限られた練習しかできない中、公式戦の大切さを誰もが実感しているときのできごとでした。

野球ができない悔しさその想いを胸に、チーム全体で野球に取り組む姿勢を育てていったのです。

具志堅監督「やろうと決めたことをやろうという姿勢を出していたので、それだけでも収獲だと思います」

辛い出来事を乗り越え、よりチームワークが強くなった北山高校。3年生にとって最初で最後の夏の大会。この夏、若鷲のように大空へ羽ばたきます。

宮城涼太選手「夏はベスト4っす」

山内圭介選手「思いっきりプレーして、楽しみながら野球をして勝っていきたいです」

与儀真志選手「一つでもとにかく勝てればと思います」

松田拓郎主将「夏1勝ができていないので、まずその1勝を、1勝という壁を破っていきたいです」

『ファイヤー!夏の主役はおれたちだぁー!』

マネージャー「まずは1回戦勝とうね!お〜!」

来週月曜日は第一シード浦添商業の登場です。