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めざせ甲子園、きょうは9校目、浦添工業高校です。活躍が期待される2年生投手、最後の夏に復活をかける3年生投手、それぞれの思いを取材しました。

県立浦添工業高校部員52人の野球部員は、一球一心をモットーに練習に励み、春の県大会ではベスト8に名を連ねました。その原動力になったのが、今大会注目の2年生投手、運天ジョンクレイトン投手。1年生の時からその非凡な才能は高い評価を得ていて、今年は2年生ながらエースナンバーをつけます。

運天ジョンクレイトン投手「(去年と比べ)変化球の切れとストレートの速さ、コントロールがよくなりました」

直球はマックス145キロ、変化球はスライダーに強い自信を持っています。

大川基樹監督「予想以上ですね、予想以上に伸びていると思います」

期待のピッチャーは運天くんだけではありません。マウンド度胸があり、コントロール抜群の2年生、比嘉元樹(ひがもとき)投手

Q体重は?比嘉元樹君「100キロです」Qどれくらい食べる?比嘉元樹君「どんぶり2杯位です」

こんなお茶目な一面も見せますが、球速はマックス140キロ!そして、2年生主体の投手陣に、最後の最後に滑り込んだ、3年生の眞榮城玄基(まえしろはるき)投手。

眞榮城くん「(1年生のころは)練習は嫌いでしたね」

こう振り返るまえしろ君は、その後挫折を味わいます。肩・肘・足、度重なる故障に見舞われ、1年の秋からおよそ2年、怪我との戦いでした

眞榮城くん「みんながやっているのを見て、自分もやりたいんですけど、できないから、家でもほんとに野球のことを考えたくなかったです」

しかし、この故障がまえしろくんを変えたのです。

大川基樹監督「けがをしたことで、彼自身が自分の弱いところ、治さないといけないところを見つめなおした、このことが今の成長につながっていると思います。今では2年生中心の投手陣を彼が一生懸命引っ張ってくれています」

眞榮城くん「怪我したことは悔しいですけど、そのおかげで今投げることができるので順調にいったら力も今よりは落ちてたと思います」

2年生を支えているのはまえしろ君だけではありません。打撃では、4番を務める平良歩夢くんが中心です。

大川基樹監督「この状況でどのバッティングをしたらいいかということをよくわかっている子ですね」

投手力を2年生で固め、攻撃では平良君を軸に、どんな状況でもチャンスを生かし点につなげていくチーム作りを目指しています。

大川基樹監督「実際支えているのは3年生です(4秒)ただ2年生がかなりの能力を持っていますので、この子達はいい関係を保ちながら、チームを向上させているような気がしますね」

2年生の才能を伸ばしているのは、経験豊かな3年生達でした。

運天ジョンクレイトン投手「3年生も最後なんで、自分ががんばってみんなを引っ張っていって優勝したいです」

眞榮城くん「投げたらチームのためを思って、一回でもいいんで、しっかり抑えたいと思います」

平良歩夢君「夏は3年生が活躍しないといけないので、2年生を引っ張る気持ちで、自分が前に出て戦っていきたいです」

吉瀬尚史キャプテン「みんな元気で仲がいいんで大丈夫です!」「沖尚・浦商に勝って甲子園にいきます」

「まってろ、甲子園!!!」

明日はチームワークで初戦突破を目指す北山高校です。