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台湾と先島、それに那覇などを結ぶ有村産業のフェリー飛龍が原油高騰などで再建のメドがたたず、28日を最後に運航を休止しました。

クルーズ旅客船として13年前に就航したフェリー飛龍。那覇新港を拠点に名古屋・大阪・宮古・石垣・台湾を結ぶ生活路線として、また台湾との貿易船として多くの旅客と貨物の輸送に貢献しました。しかし、原油の高騰で燃料費の支払いができず、貨物船「海龍」に続いてきょうで運航を休止しました。

東浜秀夫船長は「船員として船を止めるというのは本当に残念でならない。乗組員も残念がっていますが、いつかまた運航再開できるよう頑張りたいと思います」と話しています。

有村産業が保有する3隻のうち、残るフェリー飛龍21は29日の最後の航海に出航し、6月5日の帰港後は運休することになっていて、先島や台湾との生活物資の輸送への影響は避けられません。