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石垣島の海ではサンゴの産卵の季節を迎えています。21日夜、うねりの大きな海の中で懸命に卵を産み続けるサンゴの撮影に成功しました。

石垣空港の沖合いおよそ2キロにある、通称「桜口」と呼ばれるポイント。21日午後10時20分ごろ、深さ1メートルから6メートルの海中で、ミドリイシの仲間のサンゴたちが一斉に卵を産み始めました。

撮影した長田カメラマンによるとこの一帯のサンゴはオニヒトデによる食害や白化現象の影響で2007年に比べおよそ一割か二割にまで減少しています。なかにはオニヒトデに襲われながらも必死に卵を産み続けるサンゴの姿も見られました。また22日の夜は、台風の影響で海中には強いうねりがあり、卵は産んだ先からどんどん流されていました。