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アメリカ軍基地内で働いていた県内の男性が、身に覚えのない暴言を言ったことを理由に解雇されたのは不当だとして、沖縄防衛局に対し、およそ6000人分の署名を携え解雇を撤回するよう求めました。
署名を提出したのはキャンプフォスターの自動車整備工場で働いていた安里治さんです。2007年1月、アメリカ人上司に暴言を吐いたとして解雇通知を受けたもので、安里さんは2003年から4年間に渡りアメリカ人上司から執拗に嫌がらせを受けたと主張しています。その後、解雇通知に対し不服を申し立てましたが却下され、懲戒解雇となりました。
13日に沖縄防衛局を訪れた安里さんは5732人分の署名を持って解雇の取り消しを求めましたが、防衛局側は署名は預かるとしながらもすでに処分は済んでいるとして取り消しに否定的な姿勢を示しました。
安里さんは取材に対し、「沖縄防衛局は米側に入って調査しようと言う姿勢が見られなかった。非常に残念」と話していました。安里さんは22日にも国を相手に提訴する予定です。