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各地で被害が拡大している鳥インフルエンザの侵入を防ごうと、県内の養鶏場で12日から緊急の一斉消毒が始まりました。

8万羽の鶏を飼育し、一日に4万8000個もの卵を出荷している沖縄市の農業組合。12日から始まった一斉消毒では、こうした1000羽以上の鶏やアヒルを育てている80の農家を対象にしていて、石灰を水と反応させた消石灰を散布しました。

ウイルスが繁殖しやすい酸性の土壌にアルカリ性の物質を撒くことで菌の繁殖が抑えられるということです。

県内には多くの渡り鳥が羽を休めるために飛来し、その糞などから鶏がウイルスに感染する危険性も高いことから、農家は鶏舎の窓に野鳥の侵入を防ぐネットを設置する対策も取っています。

1羽が感染すると爆発的に拡大する鳥インフルエンザ。県は家畜用に鶏を飼っている人にも消石灰の散布を強く薦めています。