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75歳以上の全ての人が加入する後期高齢者医療制度のスタートに伴い、15日には保険料が年金から天引きされます。これを前に14日、市町村の窓口には市民から問い合わせが殺到しています。

那覇市役所には14日午前中から多くの市民が訪れ、保険料額などについて担当者から説明を受けていました。

4月から始まった後期高齢者医療制度は、75歳以上の全ての人が加入するもので、月1万5000円以上の年金を受け取っている人は保険料が年金から天引きされます。制度が複雑なこと、また、これまで家族に扶養されていた人にも納付が義務付けられることなどから、負担が増えるのではとの不安もあがっています。

窓口に来たお年寄りたちは「書類が色々来ているのだが全然分からない」「負担は大きい。年金暮らしをしている人たちにとっては1000円でも2000円でも大変響く」と不安を訴えていました。

制度の導入に伴い、新しい保険証も発行されていますが、その保険証をなくしてしまった人が那覇市だけで178人に上るなど、トラブルも多く、市の担当者はわからないことがあれば遠慮なく問い合わせてほしいと話していました。