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春の甲子園に沖縄尚学旋風が吹き荒れました。きのう雨で試合がきょうに順延となったセンバツ甲子園の3回戦、沖縄尚学は強豪・高知の明徳義塾と対戦しました。棚原記者のリポートです。

棚原記者「きょうのセンバツ大会は沖縄尚学と明徳義塾の一試合のみ!この広い甲子園を独占して、ベスト8進出を目指します!」

沖縄尚学に立ちはだかったのは、監督通算で甲子園35勝をあげている馬渕史郎監督率いる明徳義塾。この甲子園を知り尽くす大物監督に、今大会、監督最年26歳の比嘉公也監督という若獅子が挑みました。

比嘉公也監督「挑戦者の気持ちで初回からゲームセットがかかるまで全力でやる、それだけです」

試合は、甲子園名物監督の度肝を抜く幕開けでした。

1回の裏、沖縄尚学は1アウトの後、2番・伊志嶺選手がセンター前へのヒットで塁に出ると、続く3番・西銘選手。

西銘生悟主将「初球からいこうと思っていたので、それを振りぬけてよかったと思います」

公式戦初のホームランが甲子園というキャプテンの一振りで、沖尚は初回に2点を先制します。

西銘選手の父「まずはもう最高です。その一言です。よし、頑張れ!」

一方、投げては今大会注目の右腕、エース・東浜選手が明徳義塾打線を相手に好投します。

その東浜投手、試合前には恒例の野球の神様へ挨拶。

東浜投手「今日もまた一日一試合よろしくお願いしますという気持ちで、マウンドに願いを込めて祈っているので」

さらにきょうは初戦に続き、バックのファインプレーも光りました。

8回に1点を返され、2試合連続完封こそ逃しましたが、最後はスライダーの三振で仕留め、ゲームセット。強豪・明徳義塾を倒し、3年ぶりのベスト8進出です!

東浜投手「甲子園の神様が自分に微笑んでくれたかなと思います。きょうはすごく投げていて気持ち良かったです」

西銘主将「(次は天理戦ですが)相手を意識することなく、自分達の足下から見つめなおして、自分達の出来ることを相手より一つでも多く出来たらいいと思います」

勝った沖縄尚学、次は大会12日目、あさって(4月2日)の第2試合(13時30分〜)、奈良の天理高校と対戦します。