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沖縄では今も糸満市などで遺骨収集作業が行われていますが、ことし2月、壕の中から日本兵の遺品が見つかり、その遺品が63年の時を経て27日に遺族の元に戻りました。
「槙武男」と記された1本の万年筆。1ヶ月前、糸満市宇江城の暗川と呼ばれる壕の中で見つかりました。
槙武男さんは北海道出身。沖縄戦では山3481部隊に所属し、32歳で沖縄で戦死しました。
万年筆発見の知らせを受け、北海道から娘がかけつけ、国鉄職員だった武男さんの為に勤め先の路線沿いの地下水と北海道の酒、お菓子を供えました。
武男さんの万年筆は29日、家族と共に60数年の時を経て、93歳の高齢となった妻ハルさんの待つふるさと北海道に戻ります。