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2004年と2005年に那覇市内の病院で受診した乳がんの検診で、がんを見落とされた女性が19日に県を訪れ、がん検診の水準向上に向けた県の対策を求めました。

県福祉保健部を訪れたのは県内に住む30代の女性で、2004年と2005年に那覇市内の病院で乳がんの定期検診を受けた際に、腫瘍が確認されたにも関わらず、2人の医師が『問題なし』と判断し、乳がんの発見と治療が1年以上遅れました。

その後、この病院とは示談が成立し、和解金が支払われましたが、「二度と同じようなことを繰り返さないで欲しい」と、この女性が県の対策を求めました。

これを受けて県の担当者は「乳がん検診の充実や実績の把握などに努めたい」と回答。

これに女性は「医師のガン発見能力が向上しなければ全く意味はない」と、あらためて医師の技能向上につながる県の対策を求めました。