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建国記念の日の11日、那覇市では賛成派と反対派がそれぞれ集会を開きました。今年は教科書検定問題を巡っても意見が真っ二つに分かれました。那覇市のホテルでは賛成派が主催する集会が開かれ、自衛隊のOBなどおよそ100人が参加しました。
この中で国旗国歌推進沖縄県民会議の恵忠久会長は集団自決について、「県民は死んでも降伏しないという気持ちがあったからこそ自ら命をたった」と話し、日本軍の命令はなかったと強調しました。
一方「建国記念の日に反対する集会」にはおよそ100人が参加。この中で沖縄戦の研究者で沖縄平和ネットワークの大城将保さんが「文部科学省の教科書検定の調査官には沖縄戦の研究者が1人もいなかった。これは、国家ぐるみで歴史を歪曲しようとしている」と批判しました。
また、アメリカ兵による少女暴行事件についても触れ、「教科書問題と一緒にこの問題についても強く抗議していかなければならない」と訴えました。